知らない人にお金を貸してはいけない…絶対に。
「お金を貸してるんですが、これって結婚詐欺ですか?」といった相談電話も非常に多い。
相談者の男女の比率は、男性4割女性6割程度だろうか?年代は女性が比較的若い方が多く、男性は逆に40〜50代が多いように思う。
結婚詐欺の相談
いくつかの相談内容を紹介したいと思う。
「今、付き合っている彼女がいまして…、困ってるのでお金を貸したんです。でも、もしかしたら騙されてるんじゃないかと心配になってきて、これって結婚詐欺ですか?」
と、いった感じの相談から始まり、どんな理由で貸したのかをリスト化してみると
- 家賃の滞納
- 携帯代の滞納
- 生活費
- 借金の未払い
- 学費
- 入院費
- 親の借金を背負ってる
- その他
ざっくりと、こんな感じだろうか?
で、彼女には会えてるのか?と聞いてみると
- 月に数回、数時間だけ
- 数ヶ月に1回
- 会えてない
そもそも好きな者同士付き合ってるなら、遠距離は別として、もっともっと会えるんじゃないかと思うが、相談者はだいたい好きなように会えない状況のような気がする。
で、彼女のことを聞くと
- LINEしか知らない
- 番号はわかるが電話に出ない
- 家を知らない
- 住んでいる地域しか聞いてない
- 勤務先は聞いているだけ
- 生年月日も知らない
だいたいの相談者は彼女のことを「なにも知らない」
いやいや、いつも自宅の側まで送ってるから…、なぜ自分の前ではなくて、側なんだろうか?
前に自称自宅の側で降ろしたところから尾行したことがあるが、その彼女は近くのマンションに入り、依頼者が見えなくなると、そのマンションから出て、まったく違うところに帰宅したと言うことがあった。
だから、側などあまり信じられない。
結婚詐欺師はドロン
こんな状態で、なにも知らないままお金を貸していき、だんだん彼女と連絡が取りづらくなり、挙げ句の果てに音信不通。
そして、しばらくすると「ごめんなさい、体調を崩して入院してた」…「入院費が」とまた金の無心が始まるか、そしてまた音信不通にがオチである。
でも、そこであわてて探そうにも家もなにもかも知らないし、手がかりがLINEのIDのみとか、ほぼ探すのが不可能に近い状態である。
少し前に、60代の女性が退職金を若い男に根こそぎ持っていかれて相談に来られたが、手がかりは出会い系のIDのみ…ということがあった。
ただこちらからそのIDに異性として接触し、たまたま待ち合わせできたので、自宅が判明しことなきを得たが、運が良かっただけである。
そもそも相手のことを知らないならお金を貸さない方がいい
LINEのIDしか知らないような彼女にお金を貸すということは、道ゆく人に貸しているようなもので、返ってこないものだと思っておいた方が良い。
まぁ、余裕があり騙されても良いというなら別だが。騙されたくないなら、彼女の自宅や勤務先くらいは知っておいた方が良いと思う。
信じたい気持ちもわかる
人それぞれプライドがあり、騙されたことを認めたくないかも知れないし、信じたい気持ちもわかる。
でも、探偵事務所に電話してきて「これは結婚詐欺ですか?」と聞かれても、彼女や彼のことを知らないし、言っていることが本当かどうかもわからないので、判断はできない。
なので、調べましょうか?と言うと、「お金かかるからなー」と返ってくる。当然お金がかかるけど、真実を知れたら疑っている気持ちがスッキリしたり、音信不通になった場合の対処ができるようになるのに。
大概の人は調査をしない。
冷たいようだが、調査をしないなら諦めるしかないと思う。
音信不通になって真実は闇の中に。
行動しなかったから騙されたかどうかもわからないままだから。
なぜ相談の電話があとをたたないのだろうか?誰かに聞いてもらいたいから?
もし、真実を知りたいなら早めの行動で。
あ、そうそう最近相談者から聞くワードで(新宿 飲み屋、キャバ)が非常に多いと思う。
心当たりがある方は気をつけて。
それでは、また。