よく「浮気の証拠は何回くらい撮れば良いんですか?」と質問されることがあります。
ネットで調べても、弁護士事務所のホームページにも具体的に回数は書かれていないし、書かれていたとしても、だいたい何回くらいと書かれていたい、バラバラだったりします。
でも、1回では弱いって書いてあるとこがあるから、何回か撮った方がいいのかな?でも費用が心配。
明確には浮気の証拠が何回あれば良いかなんて決まっていない
不貞行為は民法上違法行為ですが、何回浮気をすればとは明記されていないので、たとえ1回でも違法です。
なので1回でも浮気の証拠が撮れたら、精神的ダメージを受けているわけなので慰謝料請求は可能です。
当然ですね(怒)
ただ1回だと、精神的ダメージが小さいと判断されやすいので、複数回の証拠があるよりは慰謝料の金額は低くなるかも知れません。
※ 慰謝料の算定基準
慰謝料の金額は、(浮気の回数や期間、相手の収入、浮気が原因で離婚なのか、夫婦仲、別居の有無、浮気相手の収入や資産、子どもの有無など)色々な事情から算出されます。
皆さんをみていると、だいたい平均で(50〜300万円)程度の請求が多いと思います。(取れたかは別で)
どういった場合に複数回撮っておいた方が良いのか?
不貞の証拠は一回でも大丈夫な場合がありますが、ではどういった時に複数回撮った方が良いのか深掘りします。
請求額をあげたい
絶対に許せないから、少しでも慰謝料の請求額をあげたい!方は複数回撮って、浮気相手との継続した関係(期間)などを証拠として集めた方が良いでしょう。
ただ浮気相手が無職だったり、収入が低い場合はどんなに高額請求しても取れない場合があります。
なので、1回撮ってみて相手の素性がわかってから複数回撮るのかどうかを考えても良いのかなと思います。
不貞の場所が浮気相手の自宅の場合
浮気相手の自宅に立ち寄る対象者も少なくありません。その場合立ち寄る時間帯や滞在時間によっては、証拠として弱い場合があります。
過去の事例から、
- 対象者は自営業者
- 浮気相手は取引先の女性
対象者は仕事と偽り、日中に浮気相手の自宅に立ち寄っていました。
でも、いつも滞在時間は4〜5時間でした。こういった場合だと「仕事の話をしていた」と言い訳ができるかも知れないので、当探偵としては何度かの証拠撮り+2人のツーショット(手を繋いだり雰囲気があるとよい)その部屋に2人きりかどうかを徹底的に調べました。
浮気相手宅に立ち寄るのが夜間の場合だと、電気が消えたかどうかで不貞が想像できるので、証拠になりやすいですが、日中の場合で言い訳できないようにはするには、証拠にプラスして他の証拠がある方がよいです。
その他に、浮気相手宅に出入りする対象者のみしか撮れない(1人で出入りしている)場合も、何度かあった方が良いのかも知れません。
弁護士さんと相談しながら進めていくのもあり
どのくらいの証拠があれば、負ける確率が少なく戦えるかを、その都度弁護士さんに相談しながら浮気調査を進めていくのもありだと思います。
そうすると、本当に必要な証拠を正確に集めていけると思います。
さいごに
浮気は回数に関係なく1回でも不法行為でアウトです。
ただ、言い訳させないためには回数も含めて専門家(無料相談でも十分)に相談しながら進めていくと、無駄な費用は使わず確実なものが集められると思います。
それでは、また。